ゴースト点灯(エンジンOFF後の点灯)に関して
はじめに
ゴースト点灯は、画像のようにエンジンオフ後もLEDがうっすら点灯している現象です。
※画像はルームランプで表していますが、弊社ルームランプはゴースト対策済み商品となっていますので、イメージ図にさせていただいています。
ゴースト点灯の原因とは
エンジンオフ後も自動車のバッテリーから微弱電流と呼ばれる電気が流れています。こちらに関しては基本的にすべての車両であります。従来の電球タイプだと、微弱電流では電気不足で点灯しなかったのですが、LEDも高性能のものになると微弱電流でも点灯するようになりましたので、うっすらと点灯してしまうことになりました。
ルームランプのゴースト点灯対策
弊社の車種別専用設計のLEDルームランプは、ゴースト点灯対策済みの商品となります。
ゴースト点灯対策とは
微弱電流ですが、そもそもエンジンオフ後にずっと流れているものとなりますので、微弱電流が流れることによって、バッテリーは上がりません。
※バッテリー自体は貯めている電気を微弱電流などで放電しますので、少しずつ減っていきます。そのため、1ヵ月以上など放置した車両のバッテリーが上がるのはこれが原因です。
本題のゴースト点灯対策は、この微弱電流をカットしてしまえば可能です。LEDに入る前の段階で、DC12Vとアースで並列回路で抵抗器を入れてあげると、その抵抗器で微弱電流を熱に変換してカットすることが可能です。
※微弱電流にあわせて抵抗値を小さいもの(3Ωや6Ω)にしませんと、LEDを点灯させるときも電気をカットし続けますので、LEDが暗くなる場合、不点灯の原因となります。
弊社では、メタルクラッド抵抗器を販売しております。メタルクラッド抵抗器は、普通の抵抗器と異なり、放熱性に優れている抵抗器になりますので、電気を熱エネルギーの変換するときに最適な抵抗器です。
また、メタルクラッド抵抗器には、エレクトロタップが付属していますので、はんだごてが無くても取り付けが可能になっています。
抵抗器の代わりに、定電流ダイオード(15mAや50mA)でも可能です。このあたりの回路の詳細は、RC回路やローパスフィルターと呼ばれるものを調べていただくとわかります。ざっくり記載すると、微弱電流のような低い電気のノイズを除去でき、LED側には微弱電流が流れなくなります。